€1000/h か €0/h: 徹底的な明確さのための二価格メソッド

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何度も何度も頭に浮かぶシーンがある。ひとつのスイッチだ。金属。重い。片手間に操作する安っぽいプラスチックのカチカチするやつじゃなくて、指が一瞬止まるようなタイプのもの。なぜなら指が感じるからだ。これは決断だ。

今では時間もまさに同じように扱っている。カレンダーの「隙間埋め」でもなく、均質な塊でもなく、好き勝手に義務へと変えていい道徳的な原材料でもない。むしろ2つのモードとして。

そしてそう、私はそれを2つの価格で表現する。挑発的に。わざと大雑把に。効かせるために。

短く言うと:

仕事は頭の中で€1000/hとして値付けする。(そんなに請求するからではない。この数字が自分を本気にさせるからだ。)

情熱は頭の中で€0/hとして値付けする。(「価値がない」からではない。ROIの話で汚されてはいけないからだ。)

• 結果は「もっとハッスル」ではなく、暇つぶし的な仕事が減り、本当のインパクトが増える。

この数字にトリガーされるなら、それでいい。そのトリガーもシステムの一部だ。すぐにそこへ行く。

方法を一文で

仕事の時間は極端に高価な財のように扱い、情熱は何も証明しなくていい空間として扱う。

聞こえはありふれている。だがそうではない。

なぜなら、ほとんどの人は(たいてい無意識に)その逆をやっているからだ。

• 私たちは仕事€0/hで差し出す。終わりのない会議、メールのピンポン、小さな雑事、「ちょっといい?」、決まらない決定。

• そして情熱には€1000/hを求める。「それは元が取れる?」「意味ある?」「いつかプロダクトになる?」「効率的?」

この逆転こそが、非効率さと疲労の隠れた源だ。

なぜ€1000/hが機能するのか

€1000/hは経営学的な数字ではない。それは許容限界だ。

想像してみてほしい。「仕事」の1時間ごとに、1日の終わりに現金で支払わなければならないとしたら。お金ではなく、「注意力」「健康」「忍耐」「関係性キャパシティ」という非常に乏しい口座から。

€1000/hなら、あなたは突然、ずっと前からやるべきだったことをやり始めるだろう。

1. 「完了」が何を意味するかをもっと明確に定義するようになる。

「とりあえず話しましょう」ではなく、

「最後に決定 / ドキュメント / コミット / Go‑No‑Goが出ていること」となる。

2. コンテキストスイッチの代償が見えるようになる。

問題はたいてい仕事そのものではない。絶え間ない切り替えだ。

(そしてそう、「ちょっとだけ」はたいてい変装したコンテキストスイッチだ。)

3. 非効率に礼儀正しく付き合うことをやめる。

礼儀は美徳だ。だが礼儀は浪費の絶好の隠れ蓑でもある。

€1000/hという数字は、ほとんど決して問われないある質問を自分に突きつけさせる。

「もし本当にこれが€1000/hかかるなら、ここでのアウトプットは何だ?」

すると多くのことが途端にばかばかしく見えてくる。「自分の方が上だ」という意味ではなく、こういう意味で。なぜこれを普通のことのように振る舞っているんだ?

なぜ€0/hの方がさらに重要なのか

ここからが多くの人が見落とす部分だ。€0/hは「柔らかい」側面ではない。むしろ危険で、そして神聖な側面だ。

情熱とは、あなたが次のことをできる場所だ。

• 観客なしで考えてよく、

• 結果なしで遊んでよく、

• 正当化なしで学んでよく、

• KPIなしで自分自身に戻れる。

情熱に「リターン」という税をかけた瞬間、毒が回り始める。

• 探索ではなくパフォーマンスをし始める。

• うまくいきそうなものしか選ばなくなる。

• 情熱を生産的にするまさにその性質、つまり無垢さを失う。

そしてここで皮肉が生まれる。

情熱を€0/hとして扱うと、それはしばしば後から人生で最高の€1000/hの時間へと変わる。だがそれは副産物であって、要求ではない。

€0/hとは、システムに対してこう告げるやり方だ。

「ここでは、まだ名前もつけられない何かが生まれてよい。」

これはロマンチックな話ではない。実利的な話だ。なぜなら世界を変えるのは、すでに請求書を切れることだけをやる人たちではないからだ。

2つのモード、2つの真実

誤解のないように。

仕事(€1000/h)が意味しないこと

• 自分を搾取しなければならない、

• すべてをマネタイズしなければならない、

• 「ハイパフォーマー」でなければならない。

意味するのはただひとつ。

仕事であるなら、安く片付けてはならない。

情熱(€0/h)が意味しないこと

• 流されていればいい、

• 一切境界を引かなくていい、

• すべてを「楽しみで」やらなければならない。

意味するのはただひとつ。

情熱であるなら、正当化によって汚されてはならない。

そしてそう、両方であるものも存在する。そのときのコツは分けることだ。神秘化ではない。

「ポッドキャストをやる」はめったに「両方」ではない。

アイデア集めは€0/hでよい。

スポンサーへのメール返信は€1000/hだ。

制作はその中間のどこかに位置しうる――だからこそきちんと切り分ける必要がある。

5ステップ実行法

1) 容赦なく仕分ける:仕事か情熱か

自分のTo‑do(できれば先週のカレンダー)を取り出し、各項目に次の印をつける。

A = 仕事(€1000/h)

L = 情熱(€0/h)

混合カテゴリはなし。迷うときはたいてい、ロマンチックに装った仕事だ。

覚え句:

「やらなきゃ」でやっているなら、それは仕事。

やらなくていいのにやっているなら、おそらく情熱。

2) €1000/hフィルター:削る、任せる、まとめる、標準化する

Aであるものすべてに対して、次が当てはまる。

その1時間の価値を結果がもっともらしく正当化できないなら:排除する。

ここでいう「価値」はお金だけではない。それは次のようなものでもよい。

• リスクが減った、

• 明確さが生まれた、

• 決定が下された、

• 関係が安定した、

• 本物のクオリティが提供された。

ほとんどの場合に十分な4つの質問:

1. その仕事を片付けるいちばんシンプルなバージョンは何か?

2. 本来これをやるべきなのは誰か――自分以外なら?

3. 毎回考え直すのではなく、標準として組めないか?

4. 17の細切れ時間にバラすのではなく、まとめてできないか?

正直にやれば、「仕事」は劇的に減る。それは責任感が薄れるからではなく、責任と細々した雑事を混同するのをやめるからだ。

3) €0/hレール:情熱にスロットを与える

情熱は「余ったもの」ではない。

余りものにしておくと、たいてい余らない

だからこうする。カレンダーに時間ブロック。

「ご褒美」としてではなく、インフラとして。

そしてここでも、明確な枠組みを。

• 開始時間。

• 終了時間。

• ひと言の目的。「今日はただ遊ぶ / ただ読む / ただ作るだけ。」

目的はアウトプットではない。目的は状態だ。

4) 2つの通貨をトラッキングする:結果とエネルギー

多くの人は結果だけを追跡し(そしてなぜ枯渇するのか不思議がり)、あるいはエネルギーだけを追跡し(そしてなぜ何も終わらないのか不思議がる)。

私は両方を追跡する――だが分けて。

• 仕事:何を決めた / 納品した / 完了させたか?

• 情熱:そのあとどう感じるか?(よりクリア?より穏やか?より勇敢?より生き生き?)

情熱のあとに定期的に気分が悪くなるなら、それは情熱ではなく、たいてい逃避だ。

5) 週次チェック:どこで自分に嘘をついたか?

10分。正直に。ドラマなしで。

• どこで€1000/hの仕事を安売りしたか?

(例:準備不足の会議、中途半端な決定、大きすぎる配信リスト、「とりあえず様子見で」)

• どこで€0/hの情熱を「いい子」でいるために犠牲にしたか?

(そしてその代わりに5時間のスクロールで自分を麻痺させたか)

このチェックこそが本当のエンジンだ。方法そのものではない。

方法はスイッチだ。チェックはそのスイッチを定期的に切り替える行為だ。

具体例(机上の空論にしないために)

例1: ミーティング

€1000/hスタンダード:

決定のないミーティングは会話だ。会話は悪くない。でもそれならミーティングと呼ぶな。

ミニマルルール。

• 3つのポイントのアジェンダ。

• 最後に下されるひとつの決定。

• オーナー。

• デッドライン。

これが欠けているなら:削るか、非同期に。

例2: Eメールと「ちょっとだけ」

Eメールはしばしば、コミュニケーションのふりをした仕事だ。

€1000/hの問い。

「次の一歩を引き出す、いちばん小さな返信は何か?」

それはたいていこうだ。

• 明確な提案、

• 2つの選択肢、

• Go/No‑Goの依頼。

長文小説ではない。5つの脇道テーマでもない。理由の小さな世界史でもない。

例3: クリエイティブワーク

多くの人は、創造性を「最適化」しようとして、枯渇してしまう。

€0/hルール。

• 今日のゴールは1つのスケッチであって、公開ではない。

1段落であって、1章ではない。

1つの実験であって、プロダクトではない。

小さく聞こえる。だが大きい。なぜなら扉を開けたままにしておくからだ。

例4: スポーツ / 体 / 健康

ここでは典型的な取り違えが起こる。

• スポーツが仕事になる(「やらなきゃ」だから)、

• そして仕事が言い訳になる(「時間がない」)。

スポーツがあなたを満たすなら:€0/h。

スポーツが罰のように感じるなら:それは仕事だ――そして€1000/hに値するように組織されなければならない(短く、効くように、計画的に、自己嫌悪なしで)。

3つの危険な落とし穴

1) ハッスルの罠

€1000/hの部分だけを取り入れると、効率的にはなる――だが空っぽになる。

アウトプットは得られるが、自分自身とのつながりを失う。

すると「効果性」が専制政治になる。

このシステムには対の光として€0/hが必要だ。そうでなければ、よくデザインされた自己過負荷にすぎない。

2) 「情熱を回避に使う」罠

€0/hは逃避のフリーパスではない。

簡単なテスト。

• 情熱のあとには、自分が前に進んだ感覚がある。

• 回避のあとには、自分が小さくなった感覚がある(その瞬間は心地よくても)。

正直になれば、その違いはわかるはずだ。

3) 自己神話化の罠

「自分は€1000/hの価値がある」はエゴのスローガンになりうる。

そうなったら終わりだ。

なぜならこの数字はステータスシンボルではないからだ。それはこうしたリマインダーだ。

あなたの人生の時間は安くない。それだけだ。

この数字で他人の上に立とうとした瞬間、この原則を道徳的に失っている。

(そしてたいてい実務的にも。なぜならまた、決める代わりにパフォーマンスをし始めるからだ。)

本当に機能する30分スタート

もしひとつだけ持ち帰るなら、この小さなエクササイズにしてほしい。

1. タスクを20個書き出す(または直近20個のカレンダーブロックを使う)。

2. そのうち5つに€1000/hの仕事と印をつける。

3. その5つのうち2つを即座に消す。ラディカルに。

(「無理」と思うなら:任せる / まとめる / 標準化――だが「このまま」はなし。)

4. 3つのことに€0/hの情熱と印をつける。

5. その3つをカレンダーにブロックする――現実的に。この週に。「いつか」ではなく。

そのあと、あなたのシステムは「完璧」には感じられないだろう。

だが、ようやく口にされたひとつの真実のように感じられるはずだ。

締め:スイッチはシンボルではない。実践だ。

この方法は「タイムマネジメント」ではない。

それは注意力の小さな倫理だ。

それはこう語る。

• 仕事には真剣さがふさわしい。

• 情熱には自由がふさわしい。

• そして両方に、明確な境界がふさわしい。

これを数週間続けると、奇妙なことが起こる。

「時間数」としては少なく働き――だがより多くを達成する。

そして情熱に費やす時間が増える――罪悪感なしで。

突然もっと規律正しくなるからではない。

ようやく、時間をタダの財のように扱うのをやめたからだ。

そしてまさにその地点で、スイッチがカチッと切り替わる。

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